日本人が大好きな牡蠣(カキ「イタボガキ科」)は英語で言うと「オイスター(oyster)」ですが、みんなが食べているカキは主に2種類あります。
冬牡蠣と言われる「真牡蠣」と夏牡蠣の「岩牡蠣」です。
鶴宝は岩ガキを選びました。真牡蠣は養殖が盛んで、ヨーロッパではローマ時代、日本では室町時代から試行錯誤が繰り返されていたと言われています。
牡蠣と言えば冬と思われがちですが、岩牡蠣は水温の高い夏場に最盛期を迎え出回ります。水深3~15mほどの深場に生息し、天然ものが多く、その名の通り真牡蠣に比べて殻が大きく分厚く、身も大きくなります。
産地は、日本海側に集中しているのが特徴です。そして透明度が高く澄み切った海で水揚げされるなど、山から豊富な栄養が流れ込み、海水のとても綺麗な条件の整ったエリアで漁獲した岩牡蠣じゃないと生食ができない貴重な牡蠣が岩牡蠣です。その特徴に我々は目をつけました。